公演でつかわれている演奏について
 本公演で使われているベートーヴェンの交響曲第六番「田園」の演奏は、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団によるものです。一九七五年四月一日の最新録音テープがベルリンの独日友好委員会の御厚意により劇団に寄贈されました。これは、日本ドイツ民主共和国友好協会大阪支部の御協力によって実現したものです。
 ゲバントハウス管弦楽団は一七八一年創設された長い伝統と歴史を誇るドイツのオーケストラ。一九七〇年よりクルト・マズアを常任指揮者に迎え、伝統の響きの中に、現代ドイツの息吹を感じさせる誠実な演奏はオーケストラに新生面を切り開いています。