シェイクスピアの戯曲とその時代

創作年(推定)はAnnuals of English Drama975~1700の第3版〔1989〕に拠る
●=シェークスピア関連、◎=一般事項
1564 ●ウイリアム・シェイクスピア、イングランド中部の田舎町、ストラトフォード・アポン・工イヴオンに生まれる。誕生日は4月23日だといわれている(受洗日は4月26日)
1576 ◎ロンドン郊外に英国最初の公衆劇場シアター座開場
1582 ●18歳で8歳年上のアンと結婚、翌年長女、85年に双子の兄妹誕生
1585 ◎日本では秀吉が関白となる
1586 ●地方巡業で訪れたロンドンの劇団の一座に加わり、ロンドンに出たと推測される
1588 ◎英国艦隊、スペインの無敵艦隊を破る
1590 『ヘンリー六世・第一部』『同・第二部』
1591 『ヘンリー六世・第三部』
1592 『リチャード三世』
『間違いの喜劇』
『じやじゃ馬ならし』
1593 『ヴェローナの二紳士』
1594 『タイタス・アンドロニカス』
●リチャード・バーベッジにより結成された宮内大臣一座に役者兼座付き作家で参加
1595 『恋の骨折損』
『リチャードニ世』
1596 『ヴェニスの商人』
『ロミオとジュリエット』
『夏の夜の夢』
『ジョン王』
1597 『ヘンリー四世・第一部』『同・第二部』
『ウインザーの陽気な女房たち』
1598 『から騒ぎ』
1599 『ジュリアス・シーザー』
『ヘンリー五世』
『お気に召すまま』
●シアター座を解体し、その木材でテムズ河南岸にクローブ座が建設される
1601 『ハムレット』
『十二夜』
1602 『トロイラスとクレシタ』
1603 『終わりよければすべてよし』
◎エリザベス女王死去、スコットランド王がジェイムズ一世として即位
●国王の特許状により宮内大臣一座は国王一座になる
1604 『尺には尺を』
『オセロー』
1605 『リア王』
1606 『マクベス』
1607 『アントニーとクレオパトラ』
『アテネのタイモン』
1608 『コリオレーナス』
『ペリクリーズ』
1609 『シンベリン』
1610 『冬物語』
 ●ストラトフォードアポン・エイワオンに隠退
1611 『テンペスト』
1613 『ヘンリー八世』
◎伊達政宗、支倉常長をローマとスペインに派遣
1616 ●3月25日、遺書に署名、4月23日、死去。享年52歳
◎同じ年、日本では徳川家康、スペインではセルバンテスが死去 
1623 ●妻アン死去(享年67歳)
●第1・2折版-巻本全集(ファーストフォリオ)出版、値段1ポンド、発行1.000部

※この37作品のほかに、『二人の貴公子』(1613年作)、『エドワード三世』(1594−5年作)もシェイクスピアの作に加える動きもある。

参考=シェイクスピア作品ガイド37(成美堂出版)