出雲大社

勢溜の木製の鳥居をくぐると、
本殿へ誘う長い直線の参道は下りになっている。

浄の池の蓮の花

ムスビの国神の像と西村

神楽殿の大注連縄(しめなわ)
硬貨を放り投げて注連縄に挟まると願いがかなう・・・?

結婚式に遭遇、おしあわせに・・・。

本殿は平成の大改修中。
御向社(むかいのやしろ)(左)と天前社(あまのさきやしろ)

釜社(かまのやしろ)は食事の神様。
器はもちろん合成です・・(うまいもんや、松田屋のサラダボール)

神牛と一緒に、牛どうしですから・・・。

りっぱなグミの実を発見、もちろんいただきました。


memo

 出雲大社の御神体

御本殿の小内殿奥深くに鎮座される出雲大社の御神体は誰も見る事を許されておらず、解いてはならない謎。
文献には、御神体についての様々な推測、噂の類が記されているが、御神体には御衾(みふすま)をかけ申し、それは幅余尺、長さ丈余に及ぶ錦であるといわれている。
御神体を御衾によって外界と遮断する事は、神霊の尊貴なるを畏れ恐む事を意味している。

 一般の神社においては、多くは御神座の向きは社殿の向きと一致している。しかし、 出雲大社では社殿は南向きであるのに対して、御神座は西向きである。
 社殿の向きと御神座の向きが一致せず、御神座が西を向いている理由については諸説ある。
 御鎮座地から「西」という方角を検証すると、出雲大社と深く結びつく要因が浮かび上がってくる事も、 見逃す事はできない。すなわち大国主命と海との関係である。
 そもそも出雲大社は「国譲り」に際し、高天原の神々(天照大御神又は高御産巣立日神)の詔によって創建された宮である。 そしてこの時より出雲大社に鎮まられる大国主命には、「幽冥主宰(あの世、目に見えない世界を主宰)」 の神様としての御神格が加えられる。
 古代では、西の彼方には「常世(とこよ)の国(霊魂が鎮まるところ)」があると信じられていた。 そして出雲大社のすぐ西には「国譲り」神話の舞台として有名な「稲佐の浜」があり、又古代の出雲大社の社殿は 直接海に接していたのではないかと考えられている。更に大国主命は海の彼方から来た霊威としての性格をも持ち、 出雲大社には海とのつながりを色濃く持つ神事がある。
 このあたりに御神座の向きの、更には出雲大社創建の謎が隠されているのかもしれない。