物 語
|
時は古代。クマソの国に火の中から何度でも蘇り、その血を飲んだものは永遠の生命を手に入れるという火の鳥がいた。
火の鳥を狙う女王卑弥呼に故郷の村を焼き滅ぼされ、復讐を心に誓うクマソの少年ナギ。しかし敵の武将猿田彦に弓矢の腕を見込まれ、ともに暮らすうち、親子の情を通わせはじめる。猿田彦とともに卑弥呼から逃れ、故郷へ戻ったナギは生き残った姉ヒナクと再会する。ヒナクもまた敵の密偵だったグズリと夫婦となり、たくさんの子を生み育てていた。 姉や幼子たちを戦いから守るため、火の鳥をしとめる決心をするナギ。一方、ヨマ国の弓の達人、天の弓彦も卑弥呼の命を受け火の鳥のもとへ向かう。そして、新たな敵、高天原族の侵略の手が迫りくる・・・! 人の欲望が生み出した争いは、誰にも止めることができないのか。 公演地の少年少女合唱団のコーラスにのせておくるファミリー向け大型人形劇(初演は帝塚山少年少女合唱団)。 |