トウモロコシはだれのもの

南米コスタリカの民話より

働きもののうさぎが汗水流してやっと育てたトウモロコシなのに、カミキリムシが来てよこせといいます。実ったらあげると約束してなんとか帰ってもらうと、次はにわとりというように動物が次々とやってきて、とうとう狼までやってきます。みんなにあげたらうさぎの分がありません。トウモロコシを育てたのはうさぎなのに…。うさぎが嘆き悲しんでいる所へ猟師さんが通ります。さて、トウモロコシは誰のものになるでしょう。南米コスタリカの民話を色彩豊かに上演します。
1978年度 厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財

脚本 吉田清治
演出 西村和子
美術 永島梨枝子
音楽 橋本一江
上演時間 約25分

(同時上演:「絵姿にょうぼう」)