はてしない物語

第117回公演
創立70周年記念公演『はてしない物語』
原作/ミヒャエル・エンデ 訳/上田真而子、佐藤真理子(岩波書店刊)
DIE UNENDLICHE GESCHICHTE by Michael Ende
Puppet stage rights licensed by AVA International GmbH, München

 
※記念公演は終了いたしました。今後の公演予定は、決まり次第お知らせいたします。

脚色 宮本敦
演出 東口次登
人形美術 永島梨枝子
舞台美術 西島加寿子
音楽 一ノ瀬季生
照明 永山康英
振付 隅地茉歩、阿比留修一(セレノグラフィカ)

ドイツ・ファンタジー文学の傑作を人形劇化!

【あらすじ】

 家にも学校にも居場所を失った少年バスチアンが惹き込まれた一冊の本、
「はてしない物語」。本の中のファンタージエンという世界は滅亡の危機に瀕し、
勇敢な少年アトレーユが世界を救うための旅に出る。アトレーユに憧れながら、
共に旅をするように読み進めるバスチアン。やがてファンタージエンを救えるのが
自分だけだと知って、勇気を振り絞り本の世界に飛び込んで行く。
 バスチアンは救い主として、想像の膨らむままファンタージエンを再創造する。
だが自分の望みを叶えるあまり、元の世界の記憶と帰る意志を失っていく。臣従してきた
魔術師サイーデの勧めに従い、ファンタージエンの王となることを宣言するバスチアン。
友情で結ばれていたアトレーユと対立することになり・・・。
 

【上演にあたって】

人間は言葉を獲得し、想像することで繁栄してきた生き物なのに、科学が発展し豊かで便利になった今、何も考えなくてもよい人間を生み出そうとしている。社会はコミュニケーションが大切だと訴えるが、「仲間や友だちがいなくても大丈夫、ひとりで遊べるよ」と電子機器が砂糖菓子のようにささやき、仲間も友だちも想像の時間さえも盗まれていく。不毛な未来を予感させる時代に、自分と向き合い如何に生きていくべきかを問う物語。想像する力を信じれば自分の未来が見えてくる、ファンタージエンの世界をお楽しみください。
演出/東口次登