第105回公演こどもの劇場 『11ぴきのねことあほうどり』

11ぴきのねこは、みんなのらねこ。そして、いつもはらぺこ。 ある日、11ぴきのねこは広いジャガイモ畑を見つけます。みんないっせいにジャガイモにかじりつきますが、そのままではまずくて食べられません。「ジャガイモといえばコロッケだ!」
そこで、みんなでコロッケを作ることにしました。ジャガイモをあらって、ゆでて、つぶして、パンこをつけて、あぶらであげると、コロッケができました。
「こんなにおいしいコロッケ、われわれだけで食べてはもったいない!」
11ぴきのねこは、コロッケ屋をはじめます。お客さんが次々とやって来て、お店は大はんじょう。でも、残ったコロッケを自分たちで食べることに。 「もう、コロッケはいりません!」「鳥の丸焼きが食べたいねぇ~。」そこへ、1羽の旅のあほうどりがコロッケを買いにやってきました。 「こんなにすてきなコロッケを兄弟たちにも食べさせてやりたい。」島には10羽の兄弟が待っているので、コロッケを作りに来てほしいと言います。
11羽のあほうどりを丸焼きにして食べてしまおうと考えた11ぴきのねこは、気球に乗って、あほうどりの島へと向かいます…

 

原作 馬場のぼる(こぐま社刊)
脚色 松本則子
演出 藤田光平
人形美術 永島梨枝子
舞台美術 西島加寿子
音楽 一ノ瀬季生
照明 永山康英
舞台監督 奥洞昇
制作 松澤美保
写真 田嶋哲
上演時間 約1時間25分(途中休憩15分含む)

演出にあたって

藤田光平

馬場のぼるさんの絵本のページいっぱいに描かれた、個性豊かにコロッケを作っている11ぴきのねこたち。子どもたちは、「このネコはこうで・・・このネコは・・・」と、絵本の隅から隅までいっぴきいっぴき指さします。まるで、自分が”11ぴき”であるかのように。人形劇「11ぴきのねことあほうどり」では、客席の子どもたち一人一人が、”11ぴき”となかまになり、舞台いっぱい跳ね回っているような一体感を感じてもらいたいと思っています。
11ぴきのねこたちのエネルギーの源は、”食べること”です。赤ちゃんが夢中にオッパイを飲む姿や、飲み終えた後のあの至福の表情!また人は、食べることを通じて、様々なことを経験し(もちろん失敗もあります)、感じ、学んでいきます。そんな11ぴきのねこたちの生き生きとした姿をお届けします。