有頂天家族

第112回公演 人形芝居

『有頂天家族』は
2015年10月~11月に大阪市、神戸市、京都市の3会場
全8回公演で開催しました。


現代京都の裏側で起こる狸と天狗と人間の三つ巴の大騒動を
ふわふわの愛で包む 傑作・毛玉ファンタジーⅠ 初の人形劇化!

原作 森見登美彦(幻冬舎文庫)
脚色 宮本敦
演出 大谷賢治郎(company ma)
人形・舞台美術 永島梨枝子
特殊効果 松原康弘
作詞 大谷賢治郎[納涼船の歌]
作曲 青柳拓次(Little Creatures)
照明 永山康英(永山照明事務所)
舞台監督 梶川唱太
音響オペレーター 茨木新平
演出助手 奥洞昇
宣伝美術 市岡颯紀/イラストレーション・タイトルロゴ
デジタル編集 大條一郎(WINDOW MILL)
写真 木村耕平(木村耕平写真事務所)
制作 古賀恵子
協力 京都造形芸術大学 情報デザイン研究所
叡山電鉄

【あらすじ】

 平安の昔より現代に至るまで、京都の地には、人に化けた狸が人形に紛れ、数多く暮らしている。そして京都の空は平安の昔より、天狗の縄張りである。
 ある年の瀬、狸界の頭領偽右衛門である下鴨総一郎は、金曜クラブにより狸鍋にされてしまう。遺されたのは、ちょっぴり器の足りない四兄弟。
三男・矢三郎は、「面白きことは良きことなり!」を信条に、今日も気ままに京都の街を駆け回る。長兄・矢一郎は、父の跡を継ぐべく肩肘張って偽右衛門選挙に奔走し、次兄・矢次郎は狸界をドロップアウトしてカエルの姿で井戸に引きこもり、末弟・矢四郎は化けることもままならない幼狸。このバラバラな兄弟を、不条理なまでの母の愛が辛うじて繋ぎ止める。
 ライバル・夷川一族の妨害をかいくぐり、恩師たる天狗を化かし、人間にあわや惚れかけながら、矢三郎は自らの「面白きこと」を貫けるのか?
やがて明らかになってくる父の死の真相に、四兄弟はどう立ち向かうのか?

 

2015年公演チラシ

2021年秋 新作公演決定!!
人形芝居『有頂天家族 二代目の帰朝』

あの毛玉たちが!2015年「有頂天家族」振りに帰ってきます。
新作では、人形芝居に加えて浪曲師・真山隼人氏、曲師・沢村さくら氏を迎え
浪曲との共演ありの盛りだくさんでお届け予定。
阿呆の血、ご一緒にわき上がりましょう!
※こちらの上演は終了しました。作品紹介は【こちら】をご覧ください。