ペンギンたんけんたい

エンヤラどっこい! ぼくらはペンギンたんけんたい!
なんきょくがちきゅうのいちばん下だったら、どうしてペンギンは落ちないの?
どうして?? いったいちきゅうはどうなっているの??
それを調べに、ペンギンたんけんたいしゅっぱーつ!
緑の島についたけど、さいしょにライオン!次にニシキヘビ!その次にワニ!に出くわして、
とうとう最後は「グワァーオ!!」
おそろしくって、とうてい名前なんて言えないよ!ブルブル・・・

原作 斎藤洋(講談社刊)
脚色 吉田清治
演出 三木孝信
人形美術 永島梨枝子
舞台美術 松原康弘
音楽 一ノ瀬季生
照明 永山康英
舞台監督 梶川唱太
制作 古賀恵子

演出のことば

楽しい「たんけん」を願って 三木孝信

こどもたちは「たんけんごっこ」が好きです。
 遊びなれたいつもの場所と違う、ちょっと遠い所へ行ってみる。穴があれば入りたくなる。高い所があればのぼりたくなる。川があれば入りたくなる。
もしもそこが初めての所なら、知らない所なら、ちょっと恐くてドキドキする。だけどこどもたちは、何故か恐い所が大好きだ。胸がドキドキしていても足と身体は前へ行く。スリルがあって楽しくてどんどん進む。
「たんけんごっこ」がほかの遊びと違うのは、この恐さやスリル、危険を感じるところです。こどもたちは緊張が走るその時間を真剣に遊びます。新しく見つけた自分の場所に心は満たされます。
たんけんして未知の冒険に足をふみ入れたとき、少し自分が大きくなったように思える。勇気を出してたんけんした後の達成感がとても気持ちいい。「たんけんごっこ」はこどもの好奇心とエネルギーを満足させてくれます。そして自信も持たせてくれます。
ペンギンさんたちはたんけんに出かけます。「エンヤラ、ドッコイ!」かけ声合わせてみんなで出かけます。ペンギンさんたちは南の島でいったいどんな楽しいたんけんをするでしょう?
こどもを取り巻く世の中が不安に満ちている今だからこそ、こどもたちが安心して遊べる「たんけんごっこ」ができる社会を願って「ペンギンたんけんたい」を上演することが大切だと思いました。
さあ、みなさん!ペンギンさんたちといっしょにカヌーに乗って楽しいたんけんに出かけましょう。

原作者から

「あなたも、エンヤラ、ドッコイ!エンヤラ、ドッコイ!」  斉藤 洋

エンヤラ、ドッコイ!
ペンギンたんけんたいが本からとびだして、人形劇になりました。
人形劇を見おわって、「おもしろかったね。」といっていただければ、わたしとしては、それで満足です。
でも、もしかすると、おもしろがるだけではなく、「ペンギンたんけんたいは、なんのために、あんなことをしたんだろう?」
と、ふしぎにおもう人もいるかもしれません。じつをいうと、そういうふうにふしぎがってくれる人がいっぱいいると、わたしはうれしいです。
でも、ふしぎがるのはあとにして、まずはともかく、ペンギンたんけんたいのなかまになったつもりになって、人形劇をおたのしみください。